獣医療や食事の改善などにより動物の寿命も昔に比べて飛躍的に伸びております。それに伴い、動物でも予防医学が重要視されており病気を事前に発見する事が重要です。
動物の1年は人間の4~5年に相当します。老齢に近づいてからは半年、若いときでも1年に一度の健康診断をお勧めしております。
健康診断の種類
- 身体検査
触診、視診、聴診などを行い明らかな異常がないかを確認します。最も基本的な検査で費用もほとんどかかりませんが、ある程度の情報しか得られません。 - 血液検査
肝臓や腎臓など内臓に異常がないかを調べる事がメインになります。ただし血液検査だけではわからない内臓機能もありますので注意が必要です。 - 画像検査
レントゲンと超音波検査がこれにあたります。それぞれ検査としての得手・不得手があり、同時に行う事で検査精度が高まります。主に臓器の形に変化がないかなどを確認します。 - 尿検査
腎臓の機能や糖尿病などがないかを確認します。
ここまでの検査をあわせてミニマムデータベース(MDB)と呼びます。病気のときなどはこれらを一通り確認する事が重要です。